自然素材の壁について
色々な特殊加工されているモノに比べて、自然のモノを使っている場合、 どうしても「大丈夫なのか?」と思ってしまいます。
しかし、実際には全く問題ありません。むしろそれどころか 自然ならではの良さを最大限に活かすことが出来ます。
まずは「え?そうなの?」と最も言われることのひとつとして ズバリ!結露やカビに強いということが言えます。
自然の断熱材は透湿抵抗が低く吸放湿に優れているので、 結露しずらいんですよね。
中でも代表的なのが珪藻土です。調湿効果に優れており、 室内の湿気を吸収し湿度を下げることで結露を防ぐことが出来ます。
他にも森林を守るために行われる伐採時に出来た木材が いままではそのまま廃棄されていたのですが、それをいまでは 断熱ボードとして再利用することも可能となりました。
杉の木やヒノキなどの木材にパルプ積層断熱材を挟み込んだ ムク板の断熱ボードのことをラウトンボードと呼びます。
ラフトンボードは自然のモノであるため安全であるのは当然として、 石膏ボードの6倍以上の調湿効果があり、吸音性にも優れています。
このように自然素材を有効活用しながらも、雨風にも十分に耐えられる 壁を作ることが可能です。